hyperMILL 2026 CAD/CAMソフトウェア
プログラミングを高速化し、加工効率を向上させます。
hyperMILL 2026は、強力な自動化機能と強化された5軸加工および旋削機能を組み合わせ、インテリジェントなCAD/CAMプログラミングの新たな段階を実現します。新しいアルゴリズム、最適化されたツールパス、および残材処理戦略に加え、改良された向き制御により、複雑な多軸部品のプログラミングが簡素化されます。デジタルツインを活用した拡張されたVIRTUAL Machiningシミュレーションにより、加工開始前の工程信頼性が向上します。
よりスマートなジョブ管理と最適化されたワークフローと相まって、hyperMILL 2026は、厳しい生産環境において、メーカーがプログラミングを迅速化し、加工効率を高め、より高い精度と表面品質を実現することを支援します。
ウェビナーの録画:新機能のハイライト
より効率的にプログラミングを行い、マシンの性能を最大限に引き出したいとお考えですか?
ぜひこの機会に、hyperMILLの知識を深めましょう!
新機能や既存機能の改善点に関する興味深い情報をまとめました。近日リリース予定のhyperMILL 2026バージョンのプレビューも含まれるこのライブウェビナーを、ぜひお見逃しなく。
パンフレット
バージョン 2026
hyperMILL バージョン 2026。
CAMソフトウェア。
CAD
クリッピング平面
クリッピング平面の管理機能が根本的に見直されました。従来の「表示 – 断面レベル」メニューの全コマンドは、新たに追加された「クリッピング平面」タブに集約されています。このタブ内のコンテキストメニューから、全てのクリッピングを一元管理可能です。個々の断面レベルに対して、新規作成・編集・削除・方向反転・名称変更・現在のレベルに設定・排他アクティブ化などの機能が利用できます。
「新規」および「編集」コマンドでは、複数のクリッピング平面の動作を組み合わせることも可能です。タブ内のボタンを使用して個々のクリッピング平面を有効化または無効化できます。定義した設定はブックマークとして保存できます。
メリット: レベルの異なる断面を明確かつ柔軟に管理。
放電パスを変更
hyperMILL Electrodeオプションでは、切削送り(G1)または早送り(G0)を任意で定義できるようになりました。従来は放電パス全体がG1として実行されていましたが、個々の曲線セクションを直接選択し、個別に適切な動作を割り当てることが可能になりました。 G0(赤)とG1(黄)の切り替えは直感的に行え、hyperMILL SIMULATION Center上でも正しく反映されます。
アプローチおよびリトラクト動作は自動生成されますが、任意にオン・オフすることもできます。そのため、既存の電極モデルを編集する際でも、従来と変わらない放電パスおよびプログラム出力を維持することができます。
メリット: 放電加工のツールパスにおける、送り速度の適切な制御による加工時間の短縮。
CAM
ヘール加工
「ヘール加工」は、例えば真空チャンバーのシール面などを対象として、微小なカッターマークを除去し、超高真空環境に対応する高い密封性を実現する、精密な加工を可能にします。特定の用途では、従来のフライス加工に代わる選択肢となり得ます。
加工は専用のヘールバイトを用いて、スピンドルを回転せずに実行されます。スピンドルは追従軸として動作し、バイトの刃面は常に進行方向に向かって制御されます。そのプログラミング方法自体は、2D輪郭加工と同様です。
ヘールバイトと工具ホルダーは、hyperMILL TOOL Builderを用いて詳細に定義され、hyperMILL VIRTUAL Machiningにより、干渉チェックとシミュレーションを工程全体に渡って行うことができます。
メリット: シール面全体に渡り、加工痕のない完璧な仕上りを実現。
※現時点ではSiemens制御の加工機、かつVIRTUAL Machineでのみ対応可能です。その他の制御装置については、今後のアップデートで順次追加対応予定です。
※新規オプションとしてご購入いただく必要があります。
3D 削り残り部加工
切削パターンとして選択可能な「Zレベル」「パラレル」「法線」の3つの計算アルゴリズムを刷新しました。これにより、削り残り領域の検出精度が大幅に高まり、適切なクリアランス動作を伴う安全な加工が可能となり、加工の信頼性と効率性がさらに向上します。また、送り速度(減速送り速度)の指定が確実に反映されるため、より均一なツールパスと安定した加工が実現します。さらに、急傾斜部や平坦部のツールパス境界だけでなく、アプローチやリトラクト、および閉ループ状のパスにおいても、すべての必要箇所でスムーズオーバーラップが自動的に組み込まれます。
メリット: 最適化されたツールパスと、各境界部におけるスムーズオーバーラップの自動適用による、高い仕上り品質。
5X 金型加工 - 新しい「自動モード」
5X 金型加工モジュールに含まれる一部の機能における「自動モード」では新たなアルゴリズムが採用されました。これにより、複雑な5軸加工のプログラミングがさらに簡素化され、そのデータ量も削減されます。ツールパス全体に対する事前解析が行われ、最適な工具軸方向を自動決定し、位置決め動作と同時5軸動作を効率的かつ的確に組み合わせた加工が可能となります。
また、そこでは新たなオプション「最小逃げ角」が適用できます。これにより、工具のシャンク部とワーク間の最小クリアランス角度を指定できます。その値は工具軸方向を決定する際に常に考慮され、加工中はそれが確実に維持されます。
新たな「自動モード」は、以下の加工機能において利用可能です:
- 5X 削り残り部加工
- 5X 走査線仕上げ加工 (NEW)
- 5X 面沿い加工
- 5X リワーク加工
メリット: これまで以上にシンプルな操作性ながら、工具軸方向の自動決定と、シャンクとワーク間の最小クリアランス角度の指定が可能。
hyperMILL 旋削加工 – 複雑なタレットのサポート
hyperMILL VIRTUAL Machining では、タレット型旋盤のサポート範疇が拡充されました。実績のある軸方向(アキシャル)および半径方向(ラジアル)のタレットタイプに加え、軸方向と半径方向のステーション配置が混在する複雑なタレットもサポートされ、一つのタレット上で定義できるようになりました。各ステーションにはホルダーと工具を個別に装着可能で、シミュレーションと干渉チェックにおいてもそれらが一貫して考慮されます。
メリット: 複雑なタレット構造においても確実なシミュレーションと信頼性の高い干渉チェックを実現。
テクノロジー
hyperMILL VIRTUAL Machining – アングルヘッド対応
hyperMILL VIRTUAL Machining でアングルヘッドが正式サポートされました。アングルヘッドはNCツールの一部として、hyperMILL TOOL Builder 上で構成・定義されます。VIRTUAL Machiningは、NCコードの生成、ツールパスの最適化、シミュレーション、および干渉チェックにおいて、一貫してアングルヘッドを考慮するため、アプローチやリトラクトといった極めて重要な動作においても、完全かつ信頼性の高い事前検証が可能です。
また、hyperMILL Optimizer は、アングルヘッド使用時における最適なアプローチ経路を自動的に決定します。曲線を描くようなアプローチ(カーブアプローチ)により、ワークの加工困難な箇所へも、干渉を避けながら安全にアクセスできます。
アングルヘッドを使用するジョブと使用しないジョブは、ジョブリスト内で自由に組み合わせることが可能です。本機能は、まずはSiemens (SINUMERIK 840D) および Heidenhain 制御装置を対象としてサポートされます。
メリット: アングルヘッドを使用した加工におけるプログラミングと検証の安全性確保 。
※新規オプションとしてご購入いただく必要があります。
CAMプラン – 旋削
「CAMプラン - 旋削」により、旋削およびミルターン加工部品に対してのプログラミング作業をよりスムーズに行うことができます。旋削加工のプログラミングにおいては、単なる形状モデルしか提供されず、公差やはめ合いなどの製造情報を一つ一つ手動で追加する必要がありました。これには非常に時間がかかり、またエラー発生リスクの高い作業でもありました。「CAMプラン - 旋削」を使用すれば、旋削輪郭に対してあらゆる製造情報を迅速かつ一貫性を持って付加することができます。これにより、旋削およびミルターン加工のプロセスを標準化し、再利用可能なものへと変えることができます。
用途に合わせて、2つのテンプレートが用意されています。
- 「 旋削」: フライス加工が少ない、標準的な旋削部品向け。
- 「 切削と旋削」: 複雑な旋削・フライス複合加工部品に最適で、オプションとしてフライス加工、面取り、デバリング、削り残り部加工を統合可能。
これらを基に、CAMプランは輪郭を自動で生成、それを旋削フィーチャーとして認識して、加工領域を自動的に決定します。
メリット: 標準化された旋削輪郭と統合された製造情報により、プログラミング時間を大幅に短縮可能。